ブログのフレームワークを WordPress から Hugo にするメリット・デメリット

1. はじめに

 本サイトは,Ver.4.6 の頃から WordPress をフレームワークとして採用してきました。しかし,プラグインやインフラの管理に嫌気が差して Hugo に移行しました。本記事では,その過程で得られたメリット・デメリットについて記述します。

2. メリット

2.1. セキュリティ対策が不要

 WordPress は,ブラウザから管理画面にアクセスできるためセキュリティ対策用プラグインの導入やアクセス制限による対策など,様々なセキュリティ対策が必要です。しかし,Hugo は生成した HTML のみを公開するため WordPress のようなセキュリティ対策が不要です。

2.2. ハイパフォーマンスを容易に実現可能

 WordPress は,パフォーマンスを上げるためにプラグインを厳選したりインフラ周りをアップグレードするなどのチューニングが必要です。そのため,専門性の高い知識が要求される場合があります。しかし,Hugo は既に生成されている HTML をユーザーに送信するため,チューニングをしなくてもハイパフォーマンスを発揮できます。

2.3. 特殊なサーバー環境が不要

 WordPress は,PHP と MySQL が必要のため基本的には有料のレンタルサーバーが必要です1XFREE のような LAMP 環境が無料で使用できるサービスも増えてきましたが制限付きであることが多いです。しかし,Hugo は HTML をホスティングできる簡易的な Web サーバーで十分なので Netlify などの様々なサービスを利用可能です。

3. デメリット

3.1. カスタマイズが手間

 WordPress は,ブラウザからドラッグ&ドロップでテーマをカスタマイズ可能です。しかし,Hugo は HTML を書き換える必要があります。Go 言語を習得する必要はありませんが記事の執筆に専念したいユーザーや HTML を知らないユーザーにとっては非常に手間に感じると思われます。

3.2. テーマが少ない

 WordPress は,多種多様なテーマが WordPress.org で公開されています。Hugo も Hugo Themes で様々なテーマが公開されていますが,テーマの数は WordPress の足元にも及びません。更に,WordPress はカスタマイズ不要で高品質なテーマが無料で公開されていますが,高品質な Hugo のテーマは少なくカスタマイズが必要です。

3.3. ドキュメントが少ない

 WordPress に関する書籍やトラブルシューティングに関する記事は多く存在します。しかし,歴史もユーザーも少ない Hugo に関する情報は圧倒的に少ないです。非エンジニアのユーザーが Hugo 使用する際にネックになりやすいと思います。

4. おわりに

 ここまで,WordPress と比較した Hugo のメリット・デメリットについて記述してきました。Hugo に移行して日は浅いですがデメリットよりも多くのメリットを得ていると感じます。徐々にではありますが Hugo に関するテーマもドキュメントを増えつつあります。本記事が Hugo の発展に少しでも貢献できることを願います。


  1. SQLite に対応させるプラグインも存在する ↩︎

Dutch

コンピュータサイエンスを専攻している大学院生です。趣味は,アニメ鑑賞・プログラミング・ライフハックなどです。


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