LG 製の 4K ディスプレイ 43UD79T-B の使用レビュー

1. はじめに

 43UD79T-B は,LG エレクトロニクスが販売している 42.5 インチの 4K ディスプレイです。この 43UD79T-B を 2019/05/27 から数カ月間,使用してきました。本記事は,使用期間中に筆者自身が感じたメリット・デメリットをまとめたものです。

2. メリット

2.1. PBP/PIP

 43UD79T-B は,PBP (Picture by Picture) と PIP (Picture in Picture) 機能が搭載されています。そのため,最大 4 台の異なるデバイス (例えば,メインコンピューター・サブコンピューター・スマートフォン・テレビチューナーなど) を 43UD79T-B 1 台で表示させることが出来ます。

2.2. 高音質なスピーカー

 スピーカーが内蔵されたディスプレイは珍しくありません。しかし,23〜30 インチのディスプレイに内蔵されているスピーカーの多くは 2〜5W 程度です。そのため,マルチメディアを楽しむには別途,スピーカーを用意する必要があります。しかし,43UD79T-B には,10W のステレオスピーカーが搭載されているため,スピーカーを増設することなくマルチメディアを楽しむことが出来ます。

2.3. 作業効率

 筆者は,プログラミングをする際に複数のウィンドウを開きます。43UD79T-B を購入する以前は仮想デスクトップなどを活用していましたが,どうしても画面を切り替えるというラグが発生していました。しかし,43UD79T-B は開いている全てのウィンドウを 1 つの作業スペースに配置することが出来るため,作業効率が大幅に向上しました。

3. デメリット

3.1. サイズと重量

 43UD79T-B は,本体が 967mm × 575mm × 71mm,重量が 12.8kg です。そのため,設置できる場所やモニターアームは限られます。また,成人男性が 1 人で持ち上げることは可能ですが非常に危険です。組み立て作業や配置を変える際は複数人で作業することが推奨します。

3.2. ハードウェア性能

 43UD79T-B に映像を出力する場合,単純にフル HD ディスプレイ 4 台に映像を同時出力するのと同程度の負荷がデバイスにかかります。筆者が所持している ThinkPad X260 (i5-6200U,HD Graphics 520) は 4K,60Hz の映像出力に対応しています。しかし,負荷が大きすぎるため 4K,30Hz で運用しています。43UD79T-B を購入する際は,所持しているデバイスが 4K,60Hz に対応しているかを確認することを推奨します。また,オングラフィックボードでの運用は注意が必要です。

3.3. ブルーライト

 第 2 章で,作業効率が向上すると述べましたが,常にマルチウィンドウの状態で作業するわけではありません。ネットサーフィンや動画視聴など,シングルウィンドウで運用する場合も多々あります。その場合でも大量のブルーライトが放出されているため,目に大きな負荷がかかります。そのため,43UD79T-B に標準搭載されているブルーライトカットや PBP などの機能を活用して対策する必要があります。

4. おわりに

 43UD79T-B を一言で評価すると「43UD79T-B ≠ フル HD ディスプレイ × 4 台」です。43UD79T-B の購入を検討されている人は「43UD79T-B = フル HD ディスプレイ × 4 台」と思わず,43UD79T-B 特有のメリット・デメリットを参考にすることを推奨します。

Dutch

 コンピュータサイエンスを専攻している大学院生です。趣味は,アニメ鑑賞・プログラミング・ライフハックなどです。


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