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2020-01-18
2020-12-15
2 min

Linux で JAIST の学内無線 LAN に接続する

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1. はじめに

 JAIST に在籍する人は,無料で無線 LAN を利用することができます。無線 LAN に接続するにはマニュアルに従って設定を行う必要があります。しかし,現状のマニュアルには Linux に関するマニュアルが存在しません。また,暗号化方式として WPA2 エンタープライズを採用しているため設定手順が複雑です。本記事では,東京大学理学系研究科が公開しているマニュアルを参考に,Linux で JAIST の学内無線 LAN に接続する手順について記述します。

2. 証明書準備

 まず初めに,マニュアルに従い J-UPKI システムを経由して電子証明書を発行し,任意の場所と名前 (本記事では,jaist.p12) で保存します。次に,OpenSSL コマンドを用いて ユーザ証明書 を取得します。ユーザ証明書を取得する際にパスワードを要求されるので電子証明書を発行する際に設定したパスワードを入力します。

$ ls
jaist.p12
$ openssl pkcs12 -in jaist.p12 -clcerts -nokeys -out user.crt # ユーザ証明書
$ ls
jaist.p12  user.crt

3. 無線設定

 「設定」→「Wi-Fi」と進み,SSID JAIST または eduroam をクリックします。表示された Wi-Fi ネットワーク認証画面の項目に以下の内容を入力し,「接続」をクリックします。正常に通信ができれば設定完了です。

  • Wi-Fi security: WPA & WPA2 Enterprise
  • Authentication: TLS
  • Identity: [JAIST アカウント]@jaist.ac.jp
  • Domain: jaist.ac.jp
  • CA 認証書: 空
  • CA 認証書のパスワード: 空
  • CA 証明書が要求されましたが存在しません: ☑
  • User 証明書: user.crt
  • User 証明書のパスワード: 空
  • User プライベートキー: jaist.p12
  • User キーパスワード: 電子証明書の発行時に設定したパスワード

4. おわりに

 ここまで,Linux で JAIST の学内無線 LAN に接続する手順について記述してきました。Linux や PKI に関する知識を持っている人は問題なくネットワーク認証設定ができると思います。しかし,JAIST は他分野出身でコンピューターサイエンスに関する知識が少ない人も多く在籍しています。本記事が,そういった方々の一助になれば幸いです。

環境情報

  • OpenSSL Ver.1.1.1
  • Bash Ver.4.4.20
  • Zorin OS 15 Core (Ubuntu 18.04 LTS)