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2018-01-09
2021-02-28
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Anki 上で AwesomeTTS を用いて Text to Speech を実装する

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1. はじめに

 Anki は,学習を支援するオープンソースソフトウェアであり,クロスプラットフォームに対応しています。iOS と Android のアプリでは,Text to Speech に標準的に対応していますが,Windows,macOS,Linux のアプリでは対応していません。そのため,アドオンである AwesomeTTS を用いて機能拡張する必要があります。本記事では,Anki 上で AwesomeTTS を用いて Text to Speech を実装する手順を記述します。

 本記事で行っている作業は,Anki Ver.2.1.40 と Zorin OS 15 Core (Ubuntu 18.04 LTS) の環境下で実行したものです。また,Anki はインストール済みの前提で記述しており,インストール手順は割愛していることをご了承ください。

2. パッケージのインストール

 Linux の Anki で AwesomeTTS を動作させるには,オープンソースソフトウェアのメディアプレーヤーである MPlayer が必要になります。そのため,以下のコマンドを実行し,MPlayer をインストールします。Windows と macOS では,この作業は不要と思われます。

$ sudo apt install mplayer -y

3. アドオンのインストール

 以下の手順を実行し,AwesomeTTS をインストールします。

  1. 「ツール」→「アドオン」をクリックし,アドオンの管理画面を開く
  2. 「アドオンを取得する」をクリックし,アドオンのインストール画面を開く
  3. 「814349176」 を「コード」に入力し,「OK」ボタンをクリックする
  4. アドオンの管理画面を閉じ,アドオンを反映させるために Anki を再起動させる

4. カードのカスタマイズ

 最後に,音声を再生するテキストの範囲を設定する必要があります。以下の手順を実行し,カードの設定をカスタマイズします。以下の設定では,Google Translate を利用していますが,AwesomeTTS では Google Translate 以外にも多くのサービスを利用することが出来ます。

  1. 「ツール」→「ノートタイプを管理」をクリックし,ノートタイプの管理画面を開く
  2. 任意のノートを選択した状態で「カードタイプ」をクリックし,カードタイプ管理画面を開く
  3. 音声を再生するテキストを <tts service=“google” speed=“1.0” voice=“en”></tts> で囲む
  4. 「保存」をクリックし,カードの設定を保存する

5. おわりに

 ここまで,Anki 上で AwesomeTTS を用いて Text to Speech を実装する手順を記述してきました。本記事では,翻訳サービスとして Google Translate を設定したため,オンライン状態でのみ Text to Speech が実行されます。そのため,オフライン状態で Text to Speech を実行する場合は音声データを保存するなどの作業が必要です。